技能認定についてSkill Certifications

技能認定審査

チャレンジしよう乗馬技能認定

乗馬技能認定とは、公益社団法人全国乗馬倶楽部振興協会が定めた全国統一の認定にもとづいてご自身の技術を認定するものです。本協会登録クラブ普及乗馬大会(大きな競技会で複数の登録乗馬クラブが合同で行うこともあります)にて認定を受けることができます。

乗馬技能認定の目的

技能認定の目的は乗馬を楽しんでいる方に、ご自身の技術レベル(日本全国統一)を認識していただくことと、そのレベルに合った目標を設定するためのお手伝いをすることです。

また合格者には各級の認定カードを発行します。

認定証
認定証

審査料・受験までの手続きについて

審査料は各級とも11,000円(税込)ですが、借馬及び施設利用等にかかる費用等は、乗馬クラブや地域によって異なります。実施時期についてもクラブや級によります。
また、騎乗者の安全確保のため、審査を受けるまでの方法については、例えば一定期間のコースを習得後に受験できる、乗馬クラブに入会してから受験できる等、クラブによって違いがあります。騎乗回数についてもクラブや指導者によって変わりますので、詳細につきましては、受験予定のクラブや乗馬普及大会の主催地区振興会にご相談ください。

乗馬技能認定の仕組み

令和4年4月1日から

乗馬技能認定級

令和4年4月1日より、B級移行を行える技能認定級が1級に引き上げられました。詳しくはこちらをご覧ください。

※日本馬術連盟B級への移行は、下記資料をダウンロードし、必要事項をご記入のうえ、郵送してください。
移行までに2週間程要しますので、余裕をもってご申請ください。

審査内容

ブリティッシュ

  • 5級 5級
    実技試験
    • 部班運動にて審査
    • 乗馬、下馬ができる
    • 停止及び常歩で正しい姿勢がとれる
    • 誘導馬について小区画の馬場で軽速歩ができる
    • 内方開き手綱の操作ができる
    • 落馬失権
    筆記試験
    • 馬の品種
    • 馬の性質
    • 馬の表情
    • 馬の取り扱い
    • 部班運動について
    • 常歩と軽速歩について等
  • 4級 4級
    実技試験
    • 部班運動にて審査
    • 常歩で巻き乗り、半巻きを含む回転運動。速歩で90°の方向変換及び斜め手前変換
    • 停止-常歩-速歩-常歩-停止が概ねスムーズにできる
    • 軽速歩の手前が理解できる
    • 速歩運動にて正しい姿勢がとれ、手綱・脚の操作が概ねでき、駈歩の発進、維持ができる
    • 落馬失権
    筆記試験
    • 馬の毛色(栗毛・鹿毛・芦毛 等)
    • 馬体の名称
    • 馬具の名称
    • 初歩の号令
    • 馬の動き方等
  • 3級 3級
    実技試験
    • 5級、4級の運動を含め、駈歩の発進、維持。歩度の伸縮が概ねでき、巻き乗り、半巻きができる
    • 駈歩の手前が理解でき、常歩、速歩を入れての手前の変換ができる。扶助操作の適否
    • 地上横木の通過
    • 落馬失権
    • 3回目の経路違反で失権
    • 馬場埒から四肢が出た場合は失権

    ※令和4年4月1日より経路が新しくなりました。下記PDFをご覧ください。

    新3級経路図(PDF/128KB)
    筆記試験
    • 5級、4級の項目に加え、蹄の名称及び馬場運動の図形等
    • 鞍の部位の名称
    • 蹄の名称
    • 運動の名称
    • 手入れ道具について
    • 回転について
    • 馬の動き方について等

障害

  • 障害3級 障害3級
    実技試験
    • 障害数6~8個程度で、コンビネーション障害は含まなくてもよい。高さ80㎝程度の障害を3個以上設置するコース
    • 基準Aにて採点。(3反抗失権)等
    • 落馬、経路違反は失権
    筆記試験

      レッツエンジョイライディング(当協会発行)より出題

    • 馬の性質について
    • 馬の動き方について等
    • JEF競技会規程より出題

    その他
    • 受験資格として、技能認定3級を持っていること
  • 障害2級 障害2級
    実技試験
    • 障害数8~10個程度で、ダブル障害を含み、高さ90㎝程度の障害を3個以上設置してあるコース
    • 基準Aにて採点。(3反抗失権)
    • 落馬、経路違反は失権
    筆記試験

      レッツエンジョイライディング(当協会発行)より出題

    • 馬の管理、健康状態について
    • 扶助について等
    • JEF競技会規程より出題

    その他
    • 受験資格として、技能認定障害3級を持っていること
  • 障害1級 障害1級
    実技試験
    • 障害数8~10個程度で、ダブル障害を含み、高さ100㎝以上の障害を2個以上設置してあるコース
    • 基準A(3反抗失権)にて採点(タイム減点は加算しない)
    • 落馬、経路違反は失権
    筆記試験

      レッツエンジョイライディング(当協会発行)より出題

    • 頭部や、肢部の白斑について
    • 馬の病気について
    • 運歩の順序や、移動距離について等
    • JEF競技会規程より出題

    その他
    • 受験資格として、技能認定障害2級を持っていること

馬場

  • 馬場2級 馬場2級
    実技試験
    • 令和4年11月30日まで)日本馬術連盟制定馬場馬術競技 A2課目 2013にて審査
    • 令和4年12月1日から)日本馬術連盟制定馬場馬術競技 第2課目Bにて審査
    筆記試験

      レッツエンジョイライディング(当協会発行)より出題

    • 馬の管理、健康状態について
    • 扶助について
    • JEF競技会規程より出題

    その他
    • 受験資格として、技能認定3級を持っていること
  • 馬場1級 馬場1級
    実技試験
    • 令和4年11月30日まで)日本馬術連盟制定馬場馬術競技 A3課目 2013にて審査
    • 令和4年12月1日から)日本馬術連盟制定馬場馬術競技 第2課目Cにて審査
    筆記試験

      レッツエンジョイライディング(当協会発行)より出題

    • 頭部、肢部の白斑について
    • 馬の病気について
    • 運歩の順序や、移動距離について
    • JEF競技会規程より出題

      国際馬術連盟 馬場馬術規程より出題

    その他
    • 受験資格として、技能認定馬場2級を持っていること

エンデュランス

エンデュランスに関しては、年齢満14才以上の方とします。

  • エンデュランス3級 エンデュランス3級
    実技試験
    • 20kmトレイルライド完走
    筆記試験
    • 競技ルール(JEF競技会規程より)
    • 馬の健康管理 等
    その他
    • 受験資格として、技能認定3級、またはウエスタン3級を持っていること
    • 受験者の年齢が満14歳以上であること
  • エンデュランス2級 エンデュランス2級
    実技試験
    • 40kmトレイルライド完走
    筆記試験
    • 競技ルール(JEF競技会規程より)
    • 基礎獣医学
    • 馬の健康管理 等
    その他
    • 受験資格として、技能認定エンデュランス3級を持っていること
    • 受験者の年齢が満14歳以上であること
  • エンデュランス1級 エンデュランス1級
    実技試験
    • 国内外のエンデュランス競技において80km以上のコースを3回完走
      (主催者の発行する完走証明書をもって合格とする。)
    筆記試験
    • 筆記は無しとする
    その他
    • 受験資格として、技能認定エンデュランス2級を持っていること
    • 受験者の年齢が満14歳以上であること

ウエスタン

  • ウエスタン5級 ウエスタン5級
    実技試験
    • 部班運動にて審査
    • 乗馬(マウント)・下馬(ディスマウント)ができる
    • 停止(ストップ)・常歩(ウォーク)ができる
    • 速歩(ジョグ)ができる
    • 開き手綱の操作ができる
    • ハミに関係なくダブルハンド可
    • 手綱結び可
    • 部班先導馬可
    筆記試験

    レッツエンジョイウエスタン等を参考に出題

    【例】

    • 馬体の名称
    • 馬の手入れ
    • 乗馬の取り扱い
    • ウエスタン5級で使う運動号令
  • ウエスタン4級 ウエスタン4級
    実技試験
    • 部班運動にて審査
    • その場で方向転換ができる
    • 常歩(ウォーク)・速歩(ジョグ)で方向転換ができる
    • 速歩(ジョグ)までの歩法の移行が概ねできる
    • 駈歩(ロープ)の発進・維持ができる
    • ハミに関係なくダブルハンド可
    • 手綱結び可
    • 部班先導馬可
    筆記試験

    レッツエンジョイウエスタン等を参考に出題

    【例】

    • 馬の毛色
    • 馬体・馬具の名称
    • ウエスタン4級で使う運動号令
  • ウエスタン3級 ウエスタン3級
    実技試験
    • 駈歩(ロープ)の発進・維持ができる
    • 駈歩(ロープ)の手前(リード)が理解できる
    • 駈歩(ロープ)までの歩法の移行がスムーズにできる
    • バックアップができる
    • 常歩(ウォーク)または速歩(ジョグ)で1本のログを通過できる
    • ハミに関係なくダブルハンド可
    • 手綱結び不可
    筆記試験

    レッツエンジョイウエスタン等を参考に出題

    • 馬の毛色
    • 馬の動き方
    • 蹄の名称
    • ウエスタン3級で使う運動用語
    • ウエスタン競技種目
  • ウエスタン2級 ウエスタン2級
    実技試験
    • 駈歩(ロープ)の伸縮が概ねできる
    • シンプルリードチェンジができる
    • ロールバックができる
    • 扶助操作の適否・調和が取れているか
    • ストックシートメダルパターンで、シンプルリード チェンジ
    • ハミに関係なくダブルハンド可
    • 2回までの経路違反は再行が認められ、減点されることはないが3回に及んだ場合はスコア0
    • 手綱結び不可
    筆記試験

    レッツエンジョイウエスタンより出題。小冊子より競技規程を出題

    • ウエスタン2級で使う運動用語
    • 乗馬の心得
    • 競技規程
    その他
    • 受験資格として、技能認定ウエスタン3級を持っていること
  • ウエスタン1級 ウエスタン1級
    実技試験
    • リードチェンジはフライング・シンプルどちらでも可
    • 扶助操作の適否・調和
    • 2回までの経路違反は再行が認められ、減点されることはないが3回に及んだ場合はスコア0
    • 手綱結び不可
    筆記試験

    レッツエンジョイウエスタンより出題。小冊子より競技規程を出題

    • 競技規程
    • 採点法
    • スコア0とノースコア
    その他
    • 受験資格として、技能認定ウエスタン2級を持っていること